きれいに燃やす。
自動車アフターマーケットにて、エンジン単体始動・駆動機「E-Carb」をご利用いただいているお客様から、少し面白いご質問をいただきました。
それは、「これまで使用してきたエンジン始動機と比較して、暖機がやたら早いのですが、何か異常ですか?」というものでした。
結論としてはこれは異常ではなく、技術的にはむしろ、これまでの暖機行程の方があまりよくない状態です。
というのは、E-Carbでは実車に近い状態でエンジンを駆動するため、無駄な燃料がほとんどありませんが、従来ご使用になっていた機器では、かなり過多な燃料を供給している様子で、その燃料を気筒内で蒸発させるための蒸発潜熱ぶん、暖機に使われるエネルギーが少なくなるため、暖機が遅くなっている状態です。
これを、機器の設定値から少し計算してみると、必要な量の50~100倍の燃料が供給されており、このため排気ガスは非常に濃いガソリンの匂いがしていました。
この状態でも、エンジンは動きはしますが、設計の観点から望ましい状態ではないので、上記のご説明を差し上げて納得していただけました。
同じようにエンジンを動かすにも、なるべく正しく動かすという点が重要なので、その結果として意外なところに違いが出てきて、改めて現象というのは正直だと思いました。




