迷宮入り。

夏季休業中に渋谷に行ったのですが、学生時代は目を閉じても歩けたほど慣れた街が、この四半世紀で大きく様変わりしており、ちょっとしたショックを受けましたね。

目的のイベントまで少し時間があったので、どうやって時間を潰そうかと考えていたところ、むかし妙に印象に残っていたある雑居ビルが、再開発で近々取り壊されるというニュースを思い出したので、かすかな記憶を頼りに訪れてみました。

当時の記憶よりずいぶんこじんまりしたビルだったのには驚きましたが、空間認識を惑わす複雑な構造は当時のままで、まるでエッシャーの絵に迷い込んだかのような感覚を久しぶりに味わい、これが無くなってしまうのかと思うと、懐かしくも少し寂しい気持ちになりましたね。

スクラップ・アンド・ビルドは人の世の常なので、偶然とはいえ、こういった秀逸な作品を心に留めておく機会を得ることができ、良い夏の思い出になりました