その振り幅、参考になるわ。

醸造酒が苦手なため、普段ワインは飲まないのですが、良く伺うバーで「ポートやマデイラなどの酒精強化モノはかろうじて飲める」という話をしていたら、マスターの御厚意で、様々なシェリーを飲み比べさせていただきました

こういった歴史のある酒は、その成り立ちまで知るとエンジニアリングと通じる部分が多く、当時の職人さんの試行錯誤に思いを馳せながら背筋を伸ばしていただきましたが、振り幅の広さに驚きましたね。

レストランなどに置いてあることも多いフィノから、オロロソ、パロ・コルタドの深いコクや、モスカテルを通り越してペドロ・ヒメネスの、もはやシロップのような甘さなど、同じ製法でも、その工程や材料の微妙な違いでこうまで違ってくるか。というのは、想像を遥かに越えるものでした。

普段の業務においても「この内容なら大体このくらい」という妙な枠は取り払って、もっと振り幅の大きな提案ができるようにならないとな。と、帰り道に割とフラフラになりながら、自分に言い聞かせてみた秋の一夜でした