芸大いかずに画伯を目指す。

これは経験的に言えるのですが、優秀なエンジニアは例外なく絵が上手です

恐らく、普段から頭の中で将来のビジョンを明確にしていたり、物事の本質のみを抽出したりしているからだと思うのですが、絵のテクニックというより、絵そのものが上手という方が多いようで、そのスキルは、コンサルティングにおいてお客様への強力なサポートとなります。

例えば、よく「究極のプレゼンチャートには文字が無い」などと言われますが、まさにその通りで、精巧さや写実性などとは別次元で、いわゆる風刺画のように、それを見た瞬間に全ての人が同じことを感じるという、強烈なメッセージ性のあるチャートを何度か拝見したことがあります。

絵画に例えると、「ゲルニカ」や「叫び」のようなものだと思いますが、ではピカソやムンクが最初からああいった抽象画を描いていたかというと、幼いころは圧倒的な写実絵画を描いていたわけで、それが自然に出来たのは天才がゆえですが、いずれにせよちゃんとベースがあったからこそ、単なる落書きには収まらない名画を生み出せたんだろうと思いますね。

ということで、そういう天賦の才は無くとも、まずは実践を通してコツコツ表現力をつけることは無駄ではないと信じながら、いつもパワーポイントを立ち上げています。