ババ抜きかポーカーか。
コンサルティング案件で時折いただくものに、「製品の不具合解析・対策の構築」というものがあります。
これは、非常にバリエーションに富んだテーマのため、お話を伺った瞬間に完了するものもあれば、解決の糸口を得るのに数か月を要する場合もあり、勉強になると同時にハラハラさせられる案件でもあります。
ただ、いつも共通して感じるのは、当たり前ですが、どのお客様にも「不具合は無いことが大事」という考えが基本姿勢としてあり、このことから、徹底した客観評価・真因追及・根本対策を求められる点で、不具合はまるでババ抜きにおけるジョーカーのような扱いになります。
ここで思い出すのが以前の職場で、そこでは不具合に対する姿勢が全く逆というか、むしろ不具合が発生したとき「待ってましたぁ!」とばかりに色めき立つような文化があり、当時は非常に不可解に感じていました。
いま考えると、その職場は慢性的なリソース過多で、普段ほとんど仕事らしい仕事が無いような構成員がかなりおり、彼らにとって不具合は、退屈な毎日に変化をもたらす免罪符のようなものだったのだと思います。
そのため、不具合はポーカーにおけるジョーカーのような扱いでしたが、収益やエンドユーザーへの影響を考えると、いわずもがな本質的に間違った文化だったなと思います。
現在は、その組織自体かなり人員削減されたようで、つまり組織としての不具合を解消したのだと思いますが、さすがにその過程は「待ってましたぁ!」という雰囲気ではなかったと聞くので、何事においても、やはり最初から不具合は無いに越したことはないなと思いますね。




