当たり前の賞味期限。
東欧あたりが危うい世情となっていますが、以前訪れた黒海周辺のあの美しい風景を思い出すと、事態が一刻も早く収まるのを願います。
ここ最近、政治的なことだけでなく、太陽が昇って沈むように普遍的・当たり前と思っていたことが、いろいろなことで崩壊しているように感じます。
当たり前だった秋刀魚の不漁、当たり前だったSMAPの解散、当たり前だった昇給の消滅、当たり前だった安定企業の倒産、当たり前だったmade in Japanの凋落。
特に製造業においては、かつて一流と言われた大企業に数百億の公費を投入しても、国産機ひとつ作れない現実というのは、かなり危機的なものを感じます。
まぁ、made in Japanを高品質の代名詞と思っているのは、もはや国内だけの思い込み。というのは、産業によっては十数年前から常識になってはいますが、ものづくりに携わる者としては寂しい限りです。
よく、日本人は水と安全はタダだと思っていると言われますが、世間を冷静に見渡すと、そういった当たり前の賞味期限はとっくに切れており、それを知ってか知らずか、一部の若者は既成概念に囚われず、フィールドを選ぶことなく活躍しているのをよく見ます。
確かに、自然に関するものは別として、惰性的にいわゆるオワコンにしがみついている事象が散見されるので、我々のような世代も、次の当たり前の構築に向けて、発想を柔軟にしていろいろ準備をしないといけませんね。




