ブランドよりプラウド。

以前、その産業では比較的大手のメーカーに勤務していたこともあり、よく経営者のお客様から、同様の大手からの中途採用についてご相談いただくことがあります

とはいえ、ご本人のお目にかからず無責任なことは言えず、かと言って経営者としてのお気持ちもよくわかるので、いつもこうお伝えしています。

「重要なのは、経歴ではなく実績です。」

つまり、アメリカのような文化・実情であれば、GAFAなどでの勤務経歴が能力証明となり、その後の転職はフリーパスというのは判りますが、まだまだ終身雇用が主軸となっている日本の場合、そこに在籍したという経歴ではなく、そこで何を成したかがポイントということです。

これは、日本では企業内で人材を育てるという傾向が強いため、個人間の能力差が大きくなりやすく、特に日本の”エンジニア”は、海外の”Engineer”のように明確な定義が無いため差が極端になり、単に経歴だけでは人材価値を測れないためで、恵まれた環境を当たり前と思っている人も一定数いて、残念ながら、環境が変化した瞬間、何もできなくなってしまう場合が非常に多いという現実があるからです。

ここで、よく必須と言われる指標としては、例えば研究・開発なら、在籍年数×0.75件以上の特許出願や、生産技術・製造であれば、在籍年数×0.5件以上の量産経験などが挙げられますが、こういった数学的なものというより、実際に自らの手で何かを成した人は、そこからしか見えない景色を見た者の視点と、それを成したという自負を明確に感じ取れるので、その観点で評価するというのが重要かなと思います。

少なくとも、〇〇出身というのが前面に出てしまっている場合は、残念ながら、ただそれだけ。ということがほとんどですね。