その辺のモノで、そこらに無いモノ。
先週から、年末に完了予定の委託開発案件に着手していますが、おおよそのコンセプトが固まったため、一次試作の計画を立てていました。
今回は、機械・電気電子・ソフトウェアと総合的な開発で、それに伴う、お客様の設備をお借りしての実験やシミュレーションも考慮すると、まず電子系の試作から始めるのが合理と判断し、久しぶりにディスクリート部品を漁っていたところ、ちょうど良いFETやIGBT、キャパシタが見つかり、とりあえず第一段階クリアといったところです。
こういった部品選定ではいつも、特殊な素子や複合的なモジュールなどは極力使用せず、ごく一般的なもので完結するように心がけています。
というのは、長期的に考えた場合、修理や改良をする際に、部品の廃盤や互換性の問題などにより、お客様に余計なコストを発生させないためです。
ただ、こういった「その辺にあるもの」で、今回のように「そこらに無いもの」を作るというのは結構大変で、モジュールで買ってくれば簡単に済む部分を、あえて素子レベルで達成しつつ、部品点数や実装工数を抑えるという設計には、かなりの検討を要します。
ただ、そうしているうちに、むしろ元々こうあるべきだったと言えるほどの回路が出来上がる瞬間があり、それこそ「そんじゃそこらに無いもの」誕生の瞬間なので、それを楽しみに、各素子のデータシートを穴が開くほど読みこんでいます。




