箸とエンジンのバランス。

栄養にバランスが必要なように、意見や手段にも同じことが言えると思います。

先日、内燃機関の研究に携っているあるエンジニアリング会社の、将来予測に関するプレゼンを拝聴したのですが、その中で、このバランスの例としてあるものを思い出しました。

それは、20年くらい前に議論があった「割り箸」です

当時は「割り箸=自然破壊」というような風潮でしたが、これは、エンドユーザーにとって最も身近に触れる木材の消費・廃棄例だったため、世間にかなりバイアスがかかった印象を与えてしまったためと思います。

では、20年経った現在はどうかというと、割り箸は普通にあります。

ただ、当時と少し違うのは、それまではあまり見なかったプラスチック製の箸を、飲食店などで目にするようになった点で、これは、物質循環の考え方が進んだ結果、適材適所への再配置がおこなわれ、合理なバランスがとられ始めたということだと思いますが、これからの内燃機関についても同じことが言えるのではと考えています。

要するに、エンドユーザーの目に触れる走行時の排ガスが出ないため、現在は「EV=絶対的にクリーン」と、少しバイアスがかかった印象になってしまっていますが、物質循環の目線で落ちついて考えてみると、用途や地域に応じて内燃機関との合理なバランスがとられるのかなと思います。

一色で塗られたキャンバスは模様とは言えませんが、いくつかの色で塗り分けられたキャンバスは模様になるように、別分野の前例から学んで、早く綺麗な色彩バランスの模様を描きたいところです。

-その他-

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