いかに自然にユーザーを守るか。

つい先日、エンジン単体始動・駆動機「E-Carb」についてウェブ経由でご質問をいただいたのですが、そのお客様の話の中で少し面白いものがありました。

E-Carbでは、エンジンのクランク角を検出するために、標準では「赤外線センサー」を使用しているのですが、そのお客様がこれまで使用してきた同様の機器は、レーザーを使用しているとのこと。

ここで、実はE-Carbの開発時に同じようなセンサーの採用を検討しましたが、

  • 取り付け時に、ユーザーの目にレーザー光が入ってしまう危険性。
  • 検出器まで考慮すると、比較的高価。
  • 連続使用を前提とすると、寿命が短い。

といった懸念点から、不採用とした経緯があります。

特に、1点目はユーザー保護の観点から非常に重要で、「取扱い時はサングラスを着用すること」などの注意喚起をしたとしても、それを確実に実施していただける保証は無いため、そもそもこの懸念点自体を無くしてしまうことでリスクを無くすという思想から、赤外線を採用しています。

これは設計者それぞれの思想によるため、どれが正解という類のものではありませんが、このようにFjECでは基本的にユーザーに負担をかけずリスクを抑えることを目指して仕様を決めています。

このほか制御ロジックにおいても、ユーザーはきっと気付かないような危険防止機能を多く採用しているのですが、いかに押しつけがましくなくユーザーを守るか、エンジニアに課されたひとつの使命として常に考えています