複雑の先のシンプル。

先日の出張にて、エンジン単体始動・駆動機「E-Carb」のさらなる改善点がいくつか見つかり、早速それを反映した改良版の付属機器を製作しました。

この機器、ひと目ではエンジンを動かすためのものとは思えない外観なのですが、ソリッドな形状とヘアラインのシャープさは、以前から少しこだわっているポイントでもあります。

非常にマニアックな例えですが、ウィリアムズFW15のコークボトル部や、F22ラプターのエアインテーク部など、どんな製品でも機能を突き詰めていくと最終的にシンプルなデザインになることが多くあり、そのシンプルさの表現と実用時の信頼性・コストなどを、民生レベルの製品で両立するのにベストなデザインかなと考えています。

とはいえ、まだまだ突き詰める部分は残っていると思うので、最終的にどんなデザインになっていくのか、予測不能な部分がある点も、設計者としての楽しみでもあります