歯車が合う瞬間。
以前ご相談をお受けした案件で、とても思い出深いものがあります。
その企業様は、自動車に使用しているある素材を製造しているメーカー様で、他社との差別化をしてシェアを拡大したい。というご相談でした。
お話を聞いていると、自社製品の品質向上・コスト分析など様々な努力をされており、製品愛にあふれた熱心なご説明をしていただき「ここまで品質を高めているが、他社も同じくで、なかなか差別化ができない。」というお悩みは痛いほど伝わりました。
その素材自体については専門ではなかったのですが、お話を伺った上で思うこととして、納品先でその素材をどのように調合・加工をしているかをご存じとのことでしたので、「いっそのこと、社内で調合・加工をして、素材ではなく半製品として納品してはどうか?」とのアドバイスを差し上げました。
簡単に言えば、スパイス屋さんが納品先のカレーのレシピを把握しているのであれば、カレーの一歩手前のスパイスブレンドを供給してはどうか?とのご提案です。
この直後、お客様は全ての悩みが吹き飛んだという表情で、何度もお礼を言っていただき、とても満足してお帰りになられました。
このご相談自体はここで終了したのでFjECの収益にはならなかったのですが、それ以上に価値のある清々しい経験で、いまでも鮮明に覚えています。
第三者の何気ない一言から、解決までの明確なビジョンを一瞬で構築できたのは、それまでいかにお客様ご自身が考え抜いてきたかの賜物で、その努力の歯車が合い、走り出すきっかけを作れたのであれば非常に光栄なことです。
このようなこともございますので、もし現在、解決の糸口が見えないものづくりに関するお悩みをおもちのお客様がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただければ幸いです。




